仙台の部屋を片付けた話
自分のツイッターを眺めている人なら嫌でも目に入ったことと思うけど、
仙台で4,5日かけて、8年間住んだ部屋(旧・ニホンジンハウス)を片付けていた。
間取り3DKのほぼ全ての部屋が散らかり放題というありさま、しかも出ていったニホンジンメンバーの荷物も結構な量あったので、初日に手をつけた瞬間には絶望感しかなかった。それでもなんとか一通りものを整理することが出来て、今はほっとしている。今部屋の中はかなり殺風景で、何だか疲れがどっと出てきた。
急きょ手伝いに来て下さったまゆみさんと息子さん、トラックを出してくれた地元の友人には頭が上がらない。
毎日ひたすら片付けをしていると、本当に色んなものが出てきた。
高校時代から使っていた携帯。筆入れなどの筆記用具。仙台に引っ越すとなった時に、友人から贈られたプレゼント。浪人時代のテキストやノート。大学に入って着始めた服。学生バンドだった頃、オーディションイベントで配っていたデモCD。ライブハウスのバックパスがベタベタ貼られたエフェクターボード。卒業論文。震災発生当時、ボランティアやったらもらえた感謝状。そしてニホンジンやってた頃の衣装や小道具。沢山の手紙やプレゼント。
いやー、まさに思い出で散らかった部屋。
自分の仙台暮らし12年をいやでも振り返らされた5日間だった。本当にいい街だったよ仙台は。
ところで今回、ちょっと変な試みではあるけど自宅でフリーマーケットを開いて残った家具や家電、日用品を色んな人に譲ることにした。だいたいのものは500円。ちょっと高かったものでも1000円とかかな。お皿なんかは50円とかでいいや…といった感じ。
[お知らせ]
— 今井太郎(5/4,5/5自宅フリマ) (@ImaiTaro_Movie) 2019年4月27日
引っ越しに際して、家具家電日用品を自宅にて販売します。訪問を希望される方は概要をよくお読みの上、DMにてご連絡下さい。 pic.twitter.com/jbAgaMjxBj
なんでそんな事をしようと思ったかというと、仙台での運送手段がなく自分ではリサイクルショップに運びこめないからというのがまず一つ。
引っ越しで何かとお金がかかっているからちょっとでも儲けようというのも一つ。笑
そして最後の理由としては、色んな人にお別れの挨拶みたいなものを言える機会があるといいかな、と思ったから。(向こうから足を運んでもらう形になるのは恐縮なんだけど)
訪問してくれた方たちには、買ってくれたものにまつわる思い出話とか、この部屋でこういう撮影を昔やって…みたいな話とか、そういう「店番兼語り部」的なスタンスで対応させて頂こうと思う。
部屋の退去は5月末。もうしばらく、引っ越しネタでツイッターでわーわー騒ぐと思いますがご容赦ください。